CATEGORY 【美味景色】
2007年11月06日
相仙
久々に、国府津・相仙で夕飯を頂きました。^^
・・・。
ほっほっほ。
あぁ・・お腹いっぱい。
ごちそうさまでした~~~♪
***
【相仙 】
小田原市国府津4-2-1(国府津駅前)
営業時間 ・ 11:30~13:30(ランチ) ・ 17:00~23:00
日曜休
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2007年10月12日
福来る
10/8付「9月のおわりに」で書いた、
あしがら農の会の千田農園産【福耳唐辛子】がまたまたやってきました。どーん!と。
こうしてザルにいれて撮ると、その大きさが分かりにくいってコトで・・
福耳ちゃんの小ぶりのコ達(青、赤)と、市販の乾燥赤唐辛子を並べてみました。
実際に見ると、かなりの迫力なのよコレ。。^^;
重さを量ったら・・・全部合わせて約1㎏!!
そろそろ唐辛子の季節も終わりかけ(?)ということで、
いつもより多めにお願いして届いた福耳ちゃん。
今年はこれで、尾だ鞠亭の定番辛味調味料「青胡椒」を作ることにしたのです。
これで来夏までのストックが出来て一安心。
うふふのふ~♪
千田農園レシピの【醤油漬け】も絶品なので、大きいのを3本だけ抜き取ってつくりました。
これ、輪切りにしてお醤油につけるだけのカンタン珍味です。箸休めにも白いご飯にもぴったり。
今年は、なかなか良い韓国産唐辛子に出会えなかった私。。
青胡椒のストックは無理かなぁ・・と、あきらめかけていたところに、この福耳ちゃんが!
後をひかないさっぱりした辛味は、私の好きな韓国産と相通じるところもあって
本当に、私の気持ちの中では「福来る!」って感じで、嬉しかった。
嬉しい出会いでした。千田農園さん、ありがとうございます。^^
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2007年10月08日
9月のおわりに
届いた あしがら農の会の野菜。
よしださんの「黒胡麻」に嬉しい再会。
”黒の貴婦人”は、やはり美しい。
それから
千田農園の「福耳とうがらし」。
すごくきれい!だけど本当に唐辛子?と思うと恐くなるくらい大きい。
福耳・・・って、うーん。よくつけたもんだ。
大きさ比較のために、Junkan農園の万願寺唐辛子を向こう側に置いてみました。
何度か続いて届いた福耳唐辛子。
小口切りの醤油漬けは香りがよくて、炊きたての白ご飯にぴったり!
んで、
こぶた畑のモモ肉と一緒にカレー。
これは辛かった。生で食したときの辛さとは比較にならない。
だけど、さっぱりしてるいうのか、不思議なくらい後をひかないスッキリした辛さ。クセになりそう。
醤油漬けも、食事の度に減っていきます。
てことで、また福耳ちゃんよろしくね♪と、お願いしたのでありました。
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2007年09月11日
くりはら
ようやく、行ってまいりました。
念願の「くりはら」へ。
はい。言わずもがなのお店です。
なので、写真だけで失礼いたしますね。
きゃはは。
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2007年09月03日
Cote de SARA
***
三種のカリー(ひき肉と揚げなす、海老とオレンジ、魚のすり身)
*****
Cote de SARA (コート・デ・サラ)
小田原市江之浦361
0465-29-1088
定休日:水曜(祝日の場合は翌日)
11:30~22:00
ランチ(平日のみ)
11:30~15:00
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2007年08月29日
おうちで京都ごはん
***
大徳寺いちまの鯖寿司。
ってコトで、
ようやく関西の旅が終わったのでございました。
ながい一日だったわぁ~。
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関西番外編:錦市場
京都の台所、錦市場。
説明不要?
おまけ
↓
なにげに・・・看板。
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関西最終日 3:丸太町東洋亭
京都といえば・・・・・オムライス。
これって、ほんと?
私が京都に来ていると知った オムライスフェチ(?)のJより そのような情報が入ったのでございます。
「や~ね、アンタ知らなかったの?何年京都に通ってんのよっ!」
初耳だわよ。
「んじゃ、アタシが良いオミセ教えてあげるから食ってらっしゃい!」
ってことで、携帯にお店情報メールが届いた。
はい。本日のお目当てランチとは実はオムライスだったんです。
大徳寺いちまで予定外の美味しい手鞠寿司を頂いたあと、北大路通りからバスで丸太町へ。
住所だけを頼りに目指すランチのお店は、『丸太町東洋亭』。
朝、ホテルをチェックアウトするとき ホテルの人に訊いておいた最寄のバス停で降りる。
だけど、この時点で時間は1時50分・・・。J情報によるランチタイムは2時まで。
お店を探してたら間に合わないよなぁ・・・と、半分諦めつつ、
さて、誰かに訊ねてみようか。と歩き始めると
「ん・・・?」
いま 左手に通り過ぎた店が、目の端から何気にオーラを放ってたよーな気がして、そのまま数歩後ずさり。
そこには、2階建ての大きくはないけれども重厚感のある洋風建物が。。
壁にかかっている看板には『丸太町東洋亭』と、目指すお店の名前!
***
時間が時間だったので、断られるかな?と、だめもとでお店のドアを開けると
「いらっしゃいませ」と、和やかな声の女性に出迎えられました。(シェフの奥さまでした)
時間のことを訊ねると「大丈夫ですよ」と、嬉しい返事。
店内を見ると、外から来た目には薄暗い室内、4人掛けのテーブルが6席あるだけ。
だけど、そこには外界から遮断されたような ゆったりとした空気が流れています。
お水とメニューを持ってきてくれた 奥さまが
「時間、気になさらないでゆっくりお食事してくださいね」なんて、はんなり仰る。いいなぁ・・はんなり。
頼むものはオムライスと決まってるけど、一応メニューに目を通してみましたら・・・
オムライスがメニューに載ってない。
どこを見てもオムライスと書いてない。
あれれ?J情報、間違ってる?と不安になりつつ
「あの・・オムライスは・・・あります?」おそるおそる訊いてみると
「はい。今なら大丈夫ですよ。忙しい時間は作れないのでメニューに載せてないんです」とにっこり。
今なら?って、意味がよくわからないままでしたが、
そのままオーダー入れて、しばらくすると奥さまが雑誌を持ってみえまして
「オムライス、少し時間がかかりますからコレでも読んでらしてください」と・・・
一人客の私に気を遣って下さったようです。
なんでそんなに時間がかかるの?と、私の顔に書いてあったのでしょう
「ウチは石炭ストーブで調理してますから、火口が一個だけなんですよ。
今作り始めましたから、もう少しお待ちくださいね。」と、またもや奥さまにっこり。
奥の厨房から、カシャカシャと卵を混ぜる音が聞こえてきました。
それでも確かに、待ってる時間は長かったような気がします。
私の座るテーブルの前壁一面に杉本哲郎の壁画。
その絵の中の女性達が静かに店内を見守っているかのようで
忙しい人には不向きな時間の流れが そこかしこに漂ってる。。気がしてきた。
いつしか、周囲のテーブルにいらした他のお客様達もいなくなり店内には私ひとり。
ふぅ・・!と、やっと気持ちが店内の時間に同調したころ、オムライスが目の前に運ばれてきました。
・・・美しい。
正統派オムライス。といった感じの 凛とした佇まい。
ソースもケチャップもかかっていないのは、ライスの味がしっかりしているということ?と思っていたら
「皆さんそれぞれのお好みがありますから、ケチャップが必要でしたら仰ってくださいね」と奥さま。
スプーンを当てると、卵の表面が「いやん...」と言ったか言わないかのように・・優しく弾けました。
中のライスは、ハムライス。固めに茹でられたグリンピースがコロコロ紛れてる。
お味は、驚くほど美味というよりも 薄めの塩で品の良い美味しさ。
量的には結構なボリュームがあったので、このまま食べ続けたら飽きるかな?
飽きたらケチャップ貰おう。と思ってたけど、いつのまにやら そのまま食べ終わっておりました。
淡々と いつのまにやら完食、ってコトに自分で驚いた。滅多にないコトなので。。
これはなんて表現すれば良いんだろう?懐かしい美味しさ。とでも言うのかな。
だけど自分では作れない味だなぁ。と、食後のコーヒーを頂きながら満腹になったお腹をさすってた私。
それから、コーヒーのお代わりを持ってきて下さった奥さまと少しお話し。
こちらのお店は、大正六年創業という京都では有名な老舗洋食店だったのですね。
現在のシェフは、三代目。
明治時代、初代がまだ15~16才の頃、フランスへ行き料理人になりたいという夢があったらしく
当時、とても可愛がってくれていたフランス人の御仁(料理研究家・平野レミさんの祖父)から、
「そんなに(フランスへ)行きたいなら・・」ということで、一緒に渡仏して様々な面倒をみてもらったのだとか。
(そのご縁で、今でも平野家とは親戚以上のお付き合いをなさってるそうです。)
初代は そのまま長年にわたってフランスに滞在した後、帰国して レストラン東洋亭を開業。
その開業時から現在に至るまで、石炭ストーブとそのコンロ一つで調理。
メニューは注文を聞いてから作り始めるために、どうしても時間がかかってしまうということで
4人掛けのテーブルが6席しかないという現状でも、シェフは手一杯なのだそうです。
そのかわり、時間がかかるということさえ理解してもらえれば、
いちど席に着いたお客様には、閉店時間までゆったり過ごして頂けるサービスをしていますと仰る。
あれは好き、コレは嫌いだから入れないで等など、お好みに合わせたワガママにも応えてくれるとか。
ゆったりとした食事を楽しんでもらうためにも、時間に追われない雰囲気を大切にしているとのこと。
だから、ディナータイムには予約が必須。
ランチタイムに出している ビーフシチュー、ハンバーグ、カレーなどの一品物は、夜には無し。
オムライスに限っては、ランチタイムであっても忙しい時にはお断りするそうです。
*****
丸太町 東洋亭
京都市上京区河原町丸太町上ル東側桝屋町370
電話 075-231-7055
時間 : (昼)11:30~14:00、(夜)17:30~20:30(L.O.)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日休)
※姉妹店はありません
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関西最終日 2:大徳寺いちま
三光堂を出て、来た方向と逆の南側を見ると、100m.程先に こんもりとした杜が見える。
あれ?もしや、あれは・・・大徳寺 !?
てくてく、ずんずん歩いて杜に近づく。その杜を東回りに南下すると 見覚えのある道に出た。
そうそう。私の嗅覚が「ここよ!この道よ!」と訴える。
うん、もうしばらく行くと・・・あのお店が あるはず。
あった!「大徳寺 いちま」お寿司屋さんでございます。
こちらは4年前の冬、これまた &oさんに教えてもらって訪れた場所なのでした。
しかし、その時は・・・
「美味しいお寿司屋さんを教えてもらったの~♪一緒に行こっ♪」と、
京都に嫁入りした同級生・SAKIをわざわざ呼び出して行ったとゆーのに、お休みだったのよ。。
それも定休日とかじゃなくて、臨時休業だったのよ。
お店の前で、しばしぼーぜんとなった女二人。
気をとりなおして、せっかく来たんだから目の前の大徳寺を散策しよう。と、
山門をくぐるも・・名立たるお寺が 年末掃除の為とかで揃って休観中。
がるぅぅぅ・・・・・!と、お腹空かせて狂暴になりつつあった私を いち早く察知したSAKI、
さっさとタクシー拾って私を押し込み、四条河原町の中華料理店へ向かったのでした。
こちらの名前は失念しましたが、フカヒレの煮込みが美味しかった。
そのおかげで機嫌が直ったらしい私。持つべきものは友達よね。ほっほっほ。
閑話休題。
さて、きょうは開いているのかしら?と、「いちま」の前に立つ。
開いてます。のれんが出ております。
リベンジ、いっちゃう?ちょうど お昼だし。
だけど・・・
う~!
お昼に行きたかったお店を諦める?あそこのランチ・タイムは2時までよ。
う~!
だけど、ここでいかなきゃ女じゃないわよねっ!
と、
4年前の悔いを果たすべく、のれんをくぐった私なのでございました。。
だって、だって、
&oさんとこのブログに出てた「大徳寺いちま」の記事を読んだとき悶絶してしまった私ですもの。
今日を逃したら、あの記事見るたびに 地団駄踏みそうだもの。
***
お店に入ると、カウンターの中から「お好きなお席にどうぞ」と言われたので、カウンターに。
メニューを出されてから、このあとに食べる予定のもののことを考えて・・・
「今日は、軽く頂きたいのですけど・・」と板前さん(若旦那)に相談してみたら
「手鞠寿司ならシャリが少なめですから、お腹にたまらないと思いますよ」と、にっこり仰います。
では、そちらをお願いします。と私もにっこり。
目の前で握られた、可愛い手鞠寿司。
穴子、トロ、カンパチ、ウニ、キス、サヨリ、小鯵に巻き寿司。
いずれも私好みの程好い大きさですが、それぞれのネタの存在感と満足度はかなり高め。
特筆すべきは、トロとウニ。
何気に口に入れたトロでしたが、その途端に あまりにも美味しくて・・・否、旨過ぎて
「え?なんですか?これ!」と、言ってしまいました。無粋ですみません。
若旦那、「トロです。旨いでしょ?」と、またもやニッコリ。
あぁ・・若旦那ってば罪な笑顔だわ。
そしてそして!このウニの甘さにまいりました。濃厚だけど、くどくないし苦みもない。
一貫だけなのに・・・その後味の奥行きと余韻に浸ってしまいました。
すると若旦那ってば、私がその余韻から現の世に戻ってくるかこないかを見計らったかのように
「いかがでした?淡路産です。」とウニの船ごと出して見せてくれました。
あれれ?普段見慣れた、こんもり型とは違ってる。
「このウニは、型崩れ防止のミョウバンにくぐらせてないんですよ。苦みがなかったでしょ?」と。
なるほど。
型崩れ防止をしていないウニは、時間経過と共にとろけてしまうから
背向きに こんもりと盛り付けるのは物理的に無理。
私が普段見慣れていたものは、
こんもり!が新鮮に見えてしまうという人間の勘違いを逆手にとった薬使用のものだったんだ。
見た目が多少不恰好でも、こうして上向きならば、とろけても無理なく自然体を保てるし・・・
ストレート!まんまのウニですよー!という証でもあるわけね。
知らなかったことを知りました。美味しいお勉強!しちゃいました。わくわく。
店内には私以外の客人がなく、若旦那を独り占め状態(?)だったので
お寿司を頂きながら、
&oさんの紹介で来たということと、4年前に来た時のことをお話ししたら、ますます和んだ雰囲気に。
奥からは、女将さんも出てみえて楽しい時間を過ごさせて頂きました。
しか~し!&oさんてば、まー!京都でも皆さんの印象に深く残ってらっしゃる。罪な方。((爆))
その間にも目の前では、お土産用に頼んでおいた鯖寿司が美しく出来上がっていきます。
んで、
カウンター後方のバットに山盛りになってる太刀魚の美しさに見惚れていると
「綺麗でしょ?もうちょっと早く来てもらってたら一尾まるごとの綺麗な姿を見てもらえたのに!残念!」
と、若旦那。うーん・・私の視線て、そんなにわかりやすいんでしょーか?^^;
でも、私なんぞの一見客に こうして構って下さった皆さんの心遣いが、とても有難くて嬉しかったです。
感謝感謝でございます。
また京都へ行く際には、是非伺いたいと思います。
ごちそうさまでした。
*****
大徳寺いちま
京都市北区紫野下門前町25
TEL075-491-4993 FAX075-491-8778
営業 11:00~14:00
17:00~21:00
休日:月曜(祝日の場合、営業)
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関西最終日 1:三光堂
私の京都土産の定番といえば、生八橋か甘泉堂の栗むし羊羹、もしくは京漬物のすぐき漬。
だけど今回は、
「京都に”松寿千年翠”って素晴らしく上品な味のクッキーがあるよ」と &oさんに教えて頂きまして、
そのお店情報を頼りに、ホテルか駅の近辺に買えるお店がないか訊ねてみようと直接電話してみました。
「はい、三光堂です」と電話に出た男性に、
その旨を伝えると「いまウチは、どこにも出してないんですわ。」とのこと。
― それなら、直接お店に伺いたいので場所を教えて頂けますか?と現在地を伝えると
「そこからなら205系統のバスに乗ってもろうて北大路堀川で降りて北側に歩いて・・・」とすぐに説明。
しかし、私が電話していた場所が、河原町三条という繁華街の路上だった為に、
車の騒音で声が聞き取りにくい。何度も聞き返しながら、バス路線と停留所の名前を書き留めてると
「せやけど、もう閉店なんで御遣いもんは一つしか・・・・・」って声が騒音に掻き消される。
は?閉店て?え?まだ午前中よね。。
聞き直そうしたところに、205系統のバスがやってきた。
ちょうどバス停のベンチに座ってメモしてた私。
― あ!いま205のバスが来たから乗ります!バス停に着いたらまた電話します!
と、バスに飛び乗った。
15分程バスに揺られ、指示されたバス停を確認して降りる。
『なんだか見覚えのある町並みだわねぇ・・・』とキョロ キョロ しながら、再度お店へ電話。
そこから約10分間、携帯片手に道順を聞きながら てくてく歩く。
荷物が重たい。暑い。蒸し暑い。ぜぃぜぃ。もうだめかも。
と、思ったところで、ようやくお店の看板が見えました。
店内に入ると、小さなケーキ屋さんみたいなショーケースがあってクッキーの箱が並んで・・・ない。
歯抜け状態のショーケースに、これから並べるのかな?と思うも・・・
なんかちょっと違和感のある空気に佇んでいると、奥から「疲れはったでしょう?」と男性が現われる。
今のいままで道案内をしてくれてた人の声だ!とすぐにわかって、お礼を述べる。
んで、
先ほど聞こえなかった「閉店」のことを訊ねると、
「ええ、2日後に店を閉めるんです。商売やめるんですよ。」と・・・
だからもう新しいクッキーは焼いてなくて、店頭に並んでるものだけでおしまいと言われる。
私が買いに行った”松寿千年翠”
「皆さん、これをよう買いに来てくれましたけど、これがほんまに最後の千年翠ですわ。どうぞ。」と
お遣物用の箱入りが一つと、家庭用の小さな袋入りが二つ、目の前に出されました。
最後と言われて、なんだか私までもがしんみりした気持ちになってしまいました。
ただ、かる~く お土産買うつもりでいただけなのに、まさかこんなシーンに出会うとは夢にも思わなかった。
― 初めて伺った私が、これを・・最後の貴重なものを買ってしまって良いんでしょうか?と、言うと
「わざわざ、これを買いに来てくれはったんじゃありませんか。これもご縁です。」と笑顔で応えられ・・・
じ~ん。
― ありがとうございます、頂いていきます。
「おおきに。」
外まで見送って下さり、お互いに深々とお辞儀をして別れる。
松とめでたさは日本人の心の象徴です。その松のめでたさと、不老長寿の願いをこめて、松葉を形取ってつくったクッキーで、名づけて「松寿千年翠」であります。薄だねを流し、上面に未さらし粉にごまをすりこみ、二重焼になったこの京菓子には上下二段の味がこまやかにからみ合い、さらりとほぐれのよい和風クッキーの逸品です。 ― 栞より
松寿千年翠から始まったという三光堂四十八年の歴史。
偶然とはいえ、私がその最後の松寿千年翠に出会ってしまった訳ですね。
大切にいただきます。
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