2007年03月03日
写真展
先月、森アーツセンターギャラリーにて
グレゴリー・コルベール『animal totems: a prelude to ashes and snow』を観ました。
展示室に入るとすぐ、目の前の壁一面に セピア色の大きな写真。
本を読む少年と象。そして子供たちと象。
(この写真はHP画面をキャプチャした画像を使用しています。)
無理矢理 静けさのベールにグルグル巻きにされたみたいな感覚。
不思議な強さの力。この力ってなんなの?と思いながら、なかなか次の写真に移れない。
一連の映像を見ていると物語(寓話)の中にいるような気がしてくる。
始まりも終わりもない物語がずっとずっと続いてる、その中に。
象、チーター、ハヤブサ、ミーアキャット、クジラ達・・・と人間が一緒にいる。
人間と動物の間に自然とあるはずの境界線も、人工的な境界線も取り払われて距離がない。
目の前で取り払われてしまった距離が、私の中で大きな憧れになっていく。
けれども次には それさえも取り払われて、私のアタマは思考減速。
どんどん減速して なんかもう閉館時間までここにいよっかなー。とか思う。
でも、外に出た時 ほっとした。
あのグルグル巻きの力から解放されてほっとした。
ふむ。。
そっか。あの力って、
一目惚れした恋の息苦しさに似ていたのかもしれないわね。(笑)
写真集も 映像DVDも買っちゃってるし。
充分に堪能しちゃってるし。
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グレゴリー・コルベール『animal totems: a prelude to ashes and snow』
Animal Totems:Ashes and Snowへの序章
森アーツセンターギャラリー
2007年1月25日~4月1日
お台場でのノマディック美術館におけるAshes and Snowのオープニングに先立って、
グレゴリー・コルベール氏の厳選された作品が公開されています。
(この写真はHP画面をキャプチャした画像を使用しています。)
投稿者 ゆみ@尾だ鞠 : 2007年03月03日 03:41
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